UTNETについて
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1.東京大学情報ネットワークシステム(UTNET)
東京大学情報ネットワークシステム(UTNET)は、本郷、駒場第一、駒場第二、柏、白金、中野の各地区および地区内の部局間又は建物間を接続するネットワーク並びに遠隔研究施設を本郷地区に収容するための基幹ネットワークと建物および遠隔研究施設内の支線ネットワークで構成され、基幹ネットワークは、情報基盤センターで、支線ネットワークは各部局で運用管理されています。UTokyo WiFiなどの無線LANや全学セキュリティファイアウォールとも連携し、全学にネットワークアクセスを提供しています。
2.基幹ネットワーク
2.1 基幹ネットワークの構成
本郷地区には、五箇所のハブサイト(情報基盤センター、電話庁舎、附属図書館、工学部8号館、農学部3号館)にギガビットスイッチが設置され、情報基盤センターを中心にスター型にネットワークが構成されています。各郊外地区についても、各ハブサイトにギガビットスイッチが設置され、専用回線を介して本郷地区と接続しています。また、遠隔研究施設についても要望に応じて本郷地区との接続性を確保しています。
2.2 支線ネットワークとの接続
各建物にハブサイトに繋がったレイヤー2スイッチ(支線接続スイッチ)を設置し、建物内の支線に接続しています。
支線接続スイッチとハブサイトとの間、および支線接続スイッチと建物内支線は、必要に応じた帯域幅で接続されています。
2.3 VLAN対応
UTNETではVirtual LAN(VLAN)による学内および学外との接続も提供しています。部局や研究室が複数の建物やキャンパスに分散して配置されている場合でも、専用のVLANを用いて相互に接続し、閉じたネットワーク(サブネット)を構成することが可能です。
また、UTokyo WiFiなどの無線LANも、その上流はVLANを用いてUTNETにつながっています。
3.セキュリティ対応
3.1 通信記録の保存
情報セキュリティインシデント発生時の調査のために、学内と学外間の通信について、パケットのヘッダー部分を一定期間保存しています。
3.2 コンピュータウイルス対策ソフトウェア
教職員が利用するPCのセキュリティ対策として、各種ウイルス対策ソフトの有償配付を行っています。
また、2022年度からは、ウイルス対策ソフトの包括ライセンス契約を結び、教職員のほか、学生も利用できるウイルス対策ソフトの提供を行っています。
3.3 電子証明書
国立情報学研究所(NII)によるUPKI電子証明書発行サービスが発行する各種証明書(サーバ証明書・クライアント証明書・コード証明書)の提供を行っています。
3.4 ファイアウォール
UTNETでは、東京大学全体のネットワークセキュリティ確保のために整備した全学セキュリティファイアウォールの運用に全面的に協力しています。
4.まとめ
UTNETは、より高速で安全性の高いネットワークを目指し日々の運用と改善を進めています。
皆様の積極的な利用と運用へのご協力をよろしくお願いいたします。