UTNET 東京大学情報ネットワークシステムロゴ

若手・女性利用

最終更新:

  東京大学情報基盤センター(以下、センター)では、概ね40歳以下の若手研究者(学生を含む)及び女性研究者 (年齢は問わない)による、スーパーコンピューターなどの大型計算資源、大容量ネットワーク・大規模データ機器を使用し た研究を対象とした公募型プロジェクトを実施しています。

 センターの教員による審査の上、年間で10件程度の優れた研究提案を採択する予定です。採択された課題では申請 した計算資源を無料で使用することができます。  採択された課題のうち、学際大規模共同利用・共同研究拠点(JHPCN)の萌芽型共同研究課題の条件を満たすもの については、同拠点共同研究課題審査委員会で審査の上、JHPCNの萌芽型共同研究課題としても採択され、更に毎年7 月に開催されるJHPCNのシンポジウムにて発表の機会が与えられる場合があります。

 本制度に採択された課題は終了後、得られた成果をもとに、「学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点 (JHPCN)」の公募型共同研究(一般課題、国際課題、企業課題)等へと進展することが大いに期待されます。

 平成29年度からスパコンに加え、高性能クラウド計算資源であるFENNELが利用可能となりました。このシステムでは全てのノードがインターネット接続性を持つトポロジを構成したり、SINET L2VPN等を用いてお手持ちのクラウド環境・計算環境と同一ネットワークであるかのように利用することも可能です。各ノードは仮想GPGPUインタフェースを持っており、必要に応じてすぐにお使いいただけます。ミドルウェアとしてHadoopを採用し、ジョブの管理はYARN/MapReduce等で、アプリケーションはApache Spark等からそのまま利用可能であり、Python、R、Java、Scala等のプログラミング言語に詳しい方はすぐにお使いいただけるように設定しております。また、ディスク資源としてネットワークマウント型ストレージ資源を用意いたしました。もちろん、iSCSI や NFS 、あるいはHadoop Distributed File Systemを用い、お手持ちのストレージ資源とFENNELのストレージ資源を結合させることも可能です。


FENNELシステム概要

 

<<ハードウェア資源>>

  • ・専有利用型リアルタイムデータ解析ノード

    解析用 GPGPU (Nvidia GRID GPU) 、10GbE によるネットワーク接続

  • ・ネットワークマウント型ストレージ

    ストレージ200TB,10GBによるネットワーク接続

<<ソフトウェア資源>>

  • ・OS:Ubuntsu 16.04, CentOS 7.x (予定)

  • ・利用可能言語:Python, Java, R

  • ・アプリケーションソフトウェア:Apache Hadoop, Apache Spark, Apache Hive, Apache Implala, Presto, Elastic Search, Chainer, Tensor Flow

利用形態

L2VPN可
  • ・専有利用型リアルタイムデータ解析ノード

    提供される専有ノードに直接sshにてログイン可能 提供される専有ノードにはストレージをOSネイティブのファイルシステムとしてマウント可能

  • ・ネットワークマウント型ストレージ SINET L2VPN経由にて、iSCSI、NFS、CIFSプロトコルを利用して遠隔マウント可能 データプロキシを介してAmazon S3互換オブジェクトストレージとして利用可能

その他

  • ・ハウジングサービス

    オープンラック型(20U)のラックスペース